このサイトの作成にあたって
授業研究に関して
実際の指導(研究の進め方)
研究授業の講師を引き受けると、まずオリエンテーションで職員の意識や知識・理解などを知るために参加型の研修会を開くとともに質問・疑問を出してもらいます。
そこから、職員の疑問や知りたいことなどを少しずつ解明していくのですが(すぐに答えられることはすぐに答えます)、指導案については1ヶ月前に第1案をメールで送ってもらい、そこからメールでやりとりをしながら指導案作成指導をしていきます。
質問、回答例(pdf)
ここでは、初めの第1案から全体的にどのような指導をしてきたかを例を元に説明を加えていきたいと思います。
次回からは、本事案のみを取り上げて、それはどのように変わっていくかを示したいと考えています。なぜなら、「授業研究の方法」に書いたように、本時前の作成に時間がかかってしまい大事な本時がおろそかになってしまうという弊害をなくしたいからです。
もちろん、研究主題があって、それに迫るための方法や考え方がはっきり決まっていないと「ねらい」や「めあて」が曖昧になってしまうので研究の考え方が打ち出せないのですが、授業が子供たちのためにならないで、研究のための研究授業になってしまうことを恐れるからです。
ではまず、研究主題から学習過程まで、ある学校の例を参照してみてください。(途中略あり)
※赤は、助言例
このように赤を入れていきます。次は学習過程(以下PDFで)
学習過程指導@(pdf)
そして、本時にも赤を入れていきます。
4年跳び箱 本時指導@(pdf)
その指導案を手直ししてメールで送り返してきたものにまた指導の手を入れて返送します。
学習過程 指導A(pdf)
※緑=訂正 青=指導
4年跳び箱 本時指導A(pdf)
※緑=訂正 青=指導 赤=指導@で残っているもの
同様に修正をして送り返した来たものに指導の手を入れて返送します。
4年跳び箱 本時指導B(pdf)
ここでは指導案が大体できあがってきているので、本事案のみ載せます。
※赤と水色で助言を記入
最後に本時の指導案全体と当日の指導助言メモを掲載していきますので、参照ください。
4年跳び箱 学習指導案(授業当日)(pdf)
4年跳び箱 本時最終 授業メモ(pdf)
このような手順で指導助言をしていくのが、いわゆる「神谷メソッド」というやり方です。
当日だけの指導では、その時が終わると指導改善も終わってしまうものです。
早い話、後回しにしないで、先に指導助言を行うのが「神谷メソッド」です。
※「もう、以前からやっているよ」という人がいたら、勝手に名前を付けてごめんなさい。どうぞご意見ください。